【作業療法士が解説】「脳が若ガエル」ってどういうこと?デュアルタスクで脳と身体のバランスを鍛える理由
2026/10/24
【作業療法士が解説】「脳が若ガエル」ってどういうこと?デュアルタスクで脳と身体のバランスを鍛える理由
こんにちは!
作業療法士のかえる先生です🐸✨
前回ご紹介した、おたっしゃ倶楽部のオリジナルMV。
そのラストに登場する、
「脳が若ガエル! 身体がみちガエル! 未来をかえる!」
というキャッチフレーズを覚えていただいていますか?
今回からスタートする全3回の連載企画。
第1回のテーマは、**「脳が若ガエル(返る)」**です!
年齢を重ねるにつれて、
「最近、物忘れが増えた気がする……」
「何だか以前より足元がフラつくようになった……」
そんな不安を感じることはありませんか?
実は、歩くときには筋力や関節の動きだけでなく、周囲の状況を把握したり、注意を向けたり、身体の動きを調整したりする脳の働きも関係しています。
そこで今回ご紹介したいのが、**脳と身体を同時に使う「デュアルタスク(二重課題)」**です。
おたっしゃ倶楽部では、脳活体操などを通して、楽しみながら脳と身体の両方を使うことを大切にしています。
では、なぜ「脳を使いながら身体を動かす」ことが大切なのでしょうか?
一緒に見ていきましょう!🐸
🧠 「脳が若ガエル」とは? ただの脳トレとは違う理由
オリジナル曲の歌詞にも、こんなフレーズがあります。
「笑顔になれる場所がある 今日も一歩 軽やかに」
「あきらめないで その悩み 寄り添う想い いつまでも」
おたっしゃ倶楽部で行う脳活体操やデュアルタスクでは、ただ数字を数えたり、身体を動かしたりするだけではありません。
例えば、
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手足を動かしながら歌う
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身体を動かしながら計算する
-
音楽のリズムに合わせて動く
-
指示に合わせて動きを切り替える
といったように、頭を使う課題と身体を動かす課題を同時に行います。
すると、レッスン中にはこんな声が聞こえてきます。
「言うてることは理解できるけど、できるかな?」
そして、いざ始めてみると……
「あれっ?」「えっ!」「あっ、そや!」
あちこちで笑い声が弾けます。
思っていたようにできなかったり、途中で間違えたりすることもあります。
でも、それでいいんです。
大切なのは、最初から完璧にできることではありません。
考えながら挑戦し、間違えたら笑い、もう一度やってみること。
こうした取り組みは、注意を向けることや、考えながら身体を動かすことを練習する機会になります。
そして何より、仲間と笑い合いながら取り組めるからこそ、楽しく続けやすくなります。
おたっしゃ倶楽部が目指す「脳が若ガエル」とは、単に計算問題ができるようになることだけではありません。
好奇心を持ち、考え、挑戦し、笑顔で毎日を楽しめること。
そんな意味も込めています🐸✨
💡 実は、私たちは日常的に「デュアルタスク」を行っている?
「デュアルタスク(二重課題)」と聞くと、何だか難しそうに感じるかもしれません。
でも、実は私たちの日常生活には、二つ以上のことを同時に行う場面がたくさんあります。
例えば、
-
歩きながらおしゃべりをする
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横断歩道を渡りながら、信号や周囲の状況を確認する
-
荷物を持ちながら歩く
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料理をしながら、次の作業を考える
どれも、身体を動かしながら、周囲の状況を把握したり、次に何をするか考えたりしていますよね。
歩くことは、普段あまり意識せずにできる動作の一つです。
これは、繰り返し経験することで、動作の手順が身につき、細かな動きを一つひとつ意識しなくても行いやすくなるためです。
こうした動作の習得には、経験によって身につく「手続き記憶」なども関係しています。
ただし、いつも何気なくできている動作でも、別の課題に注意を向けると、動き方が変わることがあります。
例えば、普段は問題なく歩いていても、歩きながら難しい計算をしたり、急な指示に対応したりすると、歩く速さや安定性が変わる方もいます。
よく耳にする「歩きスマホ」が危険なのも、歩くことに加えて画面の情報処理に注意が向き、周囲の危険に気づきにくくなるためです。
つまり、普段の生活で二つのことを同時に行えているからといって、どんな状況でも安全に対応できるとは限らないのです。
⚡ あえて「少し考える」課題を取り入れる理由
「普段から二つのことを同時にやっているなら、わざわざ練習する必要はないのでは?」
と思われるかもしれません。
ここが大切なポイントです。
日常生活の動作は、経験を積むことで自然にできるようになります。
一方で、慣れた動作に少し違う課題を組み合わせると、注意の向け方や身体の動かし方を改めて意識する機会が生まれます。
例えば、手足を動かしながら歌ったり、リズムに合わせて動きを切り替えたりすると、
「次はどっちだっけ?」
「歌っていたら、足の動きを忘れた!」
ということが起こります。
それでも、もう一度考えて挑戦してみる。
この繰り返しが、注意を分配することや、複数の情報を処理しながら動くことを練習する機会になります。
ただし、難しければ難しいほど良いというわけではありません。
難しすぎると動きが乱れたり、転倒の危険が高まったりすることもあります。
だからこそ、おたっしゃ倶楽部では、その方の状態に合わせて無理のない課題から取り組むことを大切にしています。
「少し難しい。でも、やってみると楽しい!」
そんなちょうどよい刺激を、笑顔で楽しみながら積み重ねていくのです。
🐸 脳と身体を一緒に使うことが、バランスを考えるきっかけに
歩行やバランスには、筋力、関節の動き、感覚、視覚、注意力など、さまざまな要素が関係しています。
デュアルタスクに取り組むことは、考えながら身体を動かす練習になるだけでなく、日常生活で必要な注意の切り替えや動作の調整を意識するきっかけにもなります。
もちろん、デュアルタスクだけで転倒を防げるわけではありません。
筋力やバランスの練習、安全な住環境づくりなども大切です。
それでも、脳と身体を一緒に使う練習を、日々の運動に取り入れることには意味があります。
まさに、脳を使うことは、「身体がみちガエル」ための大切な準備の一つなんですね!
🏡 「ただいま」みたいに、いつでも戻ってこれる場所で
オリジナル曲には、こんなフレーズもあります。
「手と手を取り合い どこまでも 『ただいま』みたいに いつでもカエル」
「ずっと元気に おたっしゃ倶楽部」
私たちが大切にしているのは、完璧にできることだけではありません。
できなくても大丈夫。
間違えても大丈夫。
周りの人と笑いながら、もう一度挑戦してみる。
そんな温かい雰囲気の中で、楽しみながら身体を動かすことを大切にしています。
おたっしゃ倶楽部が、皆さんにとって「ただいま」と言って帰ってこられるような、安心できる場所でありたい。
そして、年齢を重ねても、
「まだまだ新しいことに挑戦できる!」
と感じられる毎日を、一緒につくっていきたいと思っています🐸✨
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👉 【動画公開】「脳が若ガエル・身体がみちガエル・未来をかえる」おたっしゃ倶楽部のオリジナルMVが完成しました!🐸✨
(※MV動画だけでなく、動画に込めた想いも詳しく解説しています!)
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